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コンタクトが手がける双眼望遠鏡や星見機材の開発状況、展示イベント、観望会情報などを発信するブログです。ホームページは下のリンクから。

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SE250双眼望遠鏡の引渡し
3週程前に完成していたSE250双眼、I様のご希望で本日当地にて引渡しとなりました。遠い所わざわざお越しいただきまして大変ありがとうございました。天気は良かったのですが上州名物空っ風がすごく、とても驚かれました。私にとってはそよ風ですが、洗濯物を飛ばされるのには閉口しています(笑)。

今回の改造はとにかく安くということで試作・展示品を使っています。なので独特の注意点がありましたが、眼幅連動調整やピント補償がない分、むしろ理解しやすい機材になったとご評価いただきました。パーソナルユースが主であれば眼幅は一度合わせるだけであり、I様の使用環境ではそれで十分とのことです。

前にも雑誌の小記事で書いたのですが、やはり接眼部を標準化しておいたほうが良いですね。松本式EMSのように用意しておけば改造もぐっと楽になるでしょう。毎回設計していたのでは時間ばかりかかってどうしようもありません。

また、光路引き出しのため筒を切断・短縮するのが一般的でしたが、主鏡セルに下駄を履かせる手法をやってみました。結果は改造が素早く出来て楽であり、もし短縮量が不適切であってもパーツ交換で済み、筒の切り過ぎの不安からも開放されます。また、もしも機材を手放す場合、元のニュートン鏡筒に戻せるので転売もしやすくなるでしょう。短縮ニュートンのままでは用途が限られるのでもらってくれる人は減るかも知れません。勿論、鏡筒短縮のほうが軽く短くなりますが、改造の選択肢が増えるのは良いことと思います。

さて、デモ機がなくなりました。次は15cm双眼ドブ?、Duality-300 MARK Ⅱ?、25cm双眼?、それとも思い切って40cm双眼?。先立つものがありませんが妄想はタダです。何だかワクワクしています。





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SE250双眼望遠鏡完成
昨日は強風のため屋外での調整が出来ず、本日に持ち越しとなりました。今日は気温は低いものの風が無いので埃等が立たず、作業はやりやすい日でした。

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アダンの実様のDuality-250でもそうでしたが、25cm双眼は取り回しがしやすい大きさでいい感じです。30cm双眼になると外見も天体の見え方もインパクトはあるものの、製作や運用は結構大変になってきます。今回の作業でまた腰を痛めたこともあり、もしデモ機を作るとしたら-250が正解かも知れません。

話題は前後しますが、斜鏡セルはオリジナルは小径過ぎるので新規に作り直しました。

20120228_1.jpg

丸棒からの削り出しで一見高そうに見えますが、この場合はそうでもありません。パイプと円盤の2部品を作ってくっつける方がよほど時間(=コスト)がかかります。丸棒に大径ドリルで中を掘って中心にタップを立て、斜めにカットすれば出来上がりです。なお、斜鏡は接着なのでアルマイトではなく塗装としました。

また、光路引き出しは主鏡セルを部品追加で前に出して鏡筒切断はしないようにしました。なので元の鏡筒に戻すことは可能です。(こちらは部品費が増えました。)

接眼筒の傾きの件は、アダプタをベースにぴったりと取り付けて何の問題も起きませんでした。オリジナルが曲がって付けてあったのが何故か判りません。また、2本の鏡筒のうち1本が、50.8mm接眼アダプタが50mmと57mmの2段形状になっていて2inアイピースが使えない等、不思議なことが色々ありました。




架台への取付と斜鏡換装
接眼部や鏡筒バンド等のアルミ部品は改造のため部分的に地金が出てしまうので、再アルマイト処理をしました。金曜日に上がったので週末にかけて組み上げました。(光学系は安全のため外してあります。)

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ワンオフで専用架台・バンドを作ると物凄い金額になるので、泣く泣く30cmデモ機の架台とバンドを供出することにしました。その代わり、バンドの固定はとても強固に出来ました。オリジナルのアリガタは幅が僅か44mmしかなく、とても片持ちには耐えられないのですが、改造では0度(水平)と上下45度の3箇所で固定としました。幅44mmが約220mmとなり且つ幅広アリミゾで懸架することになります。

斜鏡は光路引き出しに伴い換装して大型化します。なので双眼化には関係ないのですが、オリジナルの短径は58mm足らずしかなく、光路図を描くと主光束すらケラレています。(25cm以下の性能しか出ていないということ。) ウェブで調べてみるといくつか同様の報告がありました。

20120225_4.jpg

セルへの貼付は強力な両面テープでした。相当がっちり付いていますが、黒アルマイト上でありちょっと疑問です。アルミに塗装や接着をする時は密着性の問題から普通はアルマイトなしで行いますが・・・。

上向きに使う主鏡ならまだしも、常に下向きの斜鏡にはどうかと思います。テープも色々良い物があると思いますが、アメリカ製のドブでテープがグズグズに劣化して斜鏡が主鏡に落下した例があり、個人的にはあまり信用していません。

なお、斜鏡の板厚が上がったのでこのセルも少々いじる予定です。




接眼部の改造
SE250の接眼部を双眼仕様に変更する方法については、以前試作したクレイフォードタイプを使用することにしました。現在作業中ですが紹介いたします。

20120217_1.jpg 20120217_2.jpg

これを青色のアダプタを介してオリジナルのベース(緑色)に取り付けます。内部のピント補償機構は不要との仕様なので取り外しました。調整がかなりシビアだったので、その意味でも外してあります。眼幅調整はクレイフォードのノブで行います。ピント補償がないととてもスムーズです。

眼幅調整はGINJI-300双眼の架台を軽量化して鏡筒スライドを考えていましたが、構造上の問題で左右の視野ズレが大きく、また、大して軽くならなかったため、その方法は不適としました。

この接眼部では下のようにハウジングを外して通常のニュートンと同様に光軸調整が出来るようにしてあります。スリーブは2in.です。

20120217_3.jpg 20120217_4.jpg

また、クレイフォードのノブ付近にある部品はハウジング脱着時の位置決めです。これがないとアイピースと主鏡の平行が出なくなり、左右の像が視野回転方向にずれるようになってしまいます。

クレイフォードは念のためベアリングを追加して大幅に強化しました。水色のベアリングがオリジナル、赤が追加したものです。間隔を大きく取っているので全くたわみはありませんでした。

20120217_5.jpg 20120217_6.jpg

さて、元のSE250ですが、接眼筒がベースプレートに対し若干斜めに取り付けられていました。

20120217_7.jpg 20120217_8.jpg

上と下で1.2mmほど違います。鏡筒2本とも同様です。これで一応光軸は出ているようでしたので、部品のどれかが精度が良くないのでしょう。現在では接眼筒の調整機構がないのが普通ですが、コストがかかってもこうしてあるのは、やはり精度やバラツキの問題があるのかも知れません。改造後に影響がなければ良いのですが・・・。




I様SE250N双眼望遠鏡
少し前よりご相談がありました、SE250N改造の双眼望遠鏡製作について正式にご注文をいただきました。コンタクト初の鏡筒持込改造になります。その概要をお知らせします。

・SE250N及び鏡筒バンドはI様よりご支給(~到着済み)
・3回反射(裏像)タイプ
・眼幅調整あり
・ピント補償機構はなし。代わりに鏡筒スライド等を検討する。
・使用アイピースは31.7mm
・ピラーとフリーストップ架台は新規製作
・極力低価格の設計とする。(中古部品の使用可)

今回はとにかく低価格で双眼を実現したいとのことで、色々と調整した結果、GINJI-300双眼の部品から可能な物を使用することになりました。架台部も寸法的に可能な部分を使い、新規製作の部分を減らします。




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まとめ
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